Column Vol.10
桜島初の警戒レベル5
第十管区海上保安本部総務部総務課
桜島初の警戒レベル5
第十管区海上保安本部総務部総務課
鹿児島のシンボルといえば「桜島」!以前はその名の通り「島」でしたが、1914年の大正噴火で流れた溶岩によって海峡が埋めたてられ、大隅半島の一部になりました。
その桜島が、令和4年7月24日午後8時05分に爆発し、大きな噴石が火口から約2.5キロメートルまで達しました。これに伴い気象庁は、噴火警戒レベルを3(入山規制)から最高の5(避難)に引き上げました。
桜島がレベル5となるのは、2007年12月の噴火警戒レベルの設定以降初めてです。
レベル引上げを受け、第十管区海上保安本部では、直ちに「第十管区桜島噴火対策本部」を設置し、鹿児島海上保安部管内の巡視船艇8隻に対して発動を指示のうえ、付近航行船舶への注意喚起や被害状況調査、島民避難に備えての港への配備を実施しました。
その後、7月27日に噴火警戒レベルは3に下げられ、幸い、巡視船艇・航空機の調査において、被害等は認められませんでした。
第十管区海上保安本部は、引き続き情報に留意し、桜島の鼓動を感じながら、有事の際に活動ができるよう、万全を期してまいります。